Care By Design は、高CBDの医療大麻を使っている患者を対象に、30日間にわたってアンケートを取りました。何のために高CBD製品を使っているのか、使っている製品の CBD と THC の比率、そして、疼痛、不快な症状、活力、気分、全体としての健康度にどんな影響があるかについて尋ねています。
結果をまとめました。
わかったこと
- 医療大麻の患者は、高CBD の大麻製剤をさまざまな疾患のために使っており、その中には、重篤で治療法のないものや、FDA が承認した医薬品が効かないものも含まれています。12% 以上の人が、がん治療の副作用を抑えるために使用していました。
- 精神性疾患、気分障害、神経疾患、中枢神経系損傷の患者は CBD が主成分の医療大麻製品を好み、疼痛や炎症のある患者は、CBD と THC の割合が近いものを好むと答えました。
- THCも重要です。痛みや炎症が軽減した/気分や元気が回復したと答える確率が一番高かったのは、CBD:THC が 4:1 の比率で含有されている製品を使っている患者でした。全体としての健康度が改善したのは CBD:THC の比率が 2:1 の人でした。このことは、CBD と THC は相乗的に働いて互いの医療効果を高めるという科学的研究とも合致しています。
- CBD が豊富な大麻草は、疼痛緩和(中でも線維筋痛症、頭痛や偏頭痛)患者(特に PTSD の患者)が感じる全般的な健康度に大変効果的なようです。
- 全体としての健康度が低下した、あるいは気分が以前よりも落ち込んだと答える確率が最も高かったのは、高CBD の大麻製品を「一般的な健康」のために使っている患者グループだけであったことを見ると、CBD 製品は基本的に健康な人のサプリメントとしてはふさわしくない、という可能性があります。
Project CBD のディレクターであるマーティン・リー(Martin A. Lee)は、Care By Design の商品開発コンサルタントを務めています。この報告書の作成には関与していません。
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