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私たちは今、不安を掻き立てることばかりの時代を生きています。新型コロナウイルスは、どんなにおおらかで落ち着いている人でさえも不安にし、(起きる可能性は低いけれども)最悪の事態が自分や自分が愛する人たちを襲うのではないかと想像せずにはいられません。

そして、不安神経症の人にとってはそれが当たり前の日常なのです。この15年間不安神経症を患っている私はそのことをよく知っています。ただし私の場合、パニックを感じる原因はコロナウイルスの蔓延にではなくて、人が集まる場でヘマをして赤っ恥をかかないか、といった些細なことだったり、不安の源は実は、不安を感じるのではないかということへの不安だったりします。

不安感を永遠に消してくれる魔法の銃弾はありませんが、不安な気持ちを和らげたいというのが、医療大麻であれ、嗜好大麻であれ、大麻を使う理由であると言う人はたくさんいます。予備的研究の結果によれば、中でも CBD はそのために有望です。

不安神経症

不安神経症というのはさまざまな心の病の集合を指します。将来起こることについて心配しすぎ、その結果、胸部圧迫感、息切れ、筋肉の緊張、睡眠障害、発汗過多、興奮、情動不安、神経過敏、集中力低下といった生理反応を引き起こすのが特徴です。

不安神経症の人は往々にして回避行動をとります。たとえば橋を渡っているときにパニック発作に襲われたとしたら、その人は二度と川の向こう側に渡れない可能性が高いのです。人前に出るのが不安な人は—私もそうなのですが—しばしば、パーティーや仕事の後の飲み会や友人の結婚式には出ない、という作戦をとります。

でも、避ける状況が増えれば増えるほど私たちの世界は小さくなっていき、そうなったところで不安神経症と診断されることが多いのです。現在、何らかの不安神経症を抱えている人は世界に 2億6,400万人1 おり、アメリカ国内には約 4,000万人2 いると推定されています。

不安神経症には、幅広い状況や問題について不安を感じる全般性不安障害(GAD)、人付き合いの中で否定的に評価されたり拒絶されたりするのが怖い社会不安障害(SAD)、突然恐怖を感じパニックに襲われるパニック障害、不合理な行為や思考を自分の意に反して反復してしまう強迫性障害(OCD)、特定の状況や物に極度の恐怖を感じる恐怖症、トラウマとなる出来事の体験後フラッシュバックを含む不安を感じる心的外傷後ストレス障害(PTSD)などがあります。

複雑で、往々にして人それぞれに症状が異なることから、不安神経症にはすべての人に適した治療法がありません。一般的には、認知行動療法(CBT)のような対話中心療法と、より直接的な鎮静効果のある選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)またはベンゾジアゼピンが組み合わさて処方されます。精神安定剤とも呼ばれるベンゾジアゼピン系の薬にはザナックスやバリウムなどがあり、これらは患者を不安を感じない落ち着いた状態に誘いますが、長期間摂り続けると依存症を引き起こす可能性があります。

乱用や依存の危険性や副作用のない新しい種類の抗不安薬が開発される必要があることは明らかです。そして、大麻草がそのために重要な役割を果たすのではないかと期待されているのです。

ストレス、不安とエンドカンナビノイド・システム

ストレスを解消したり、忙しい一日の終りにくつろぐ、というのは、何百万人もの人々が大麻を使用する主な理由の一つです。一般的な嗜好大麻の愛好者は、ジョイントを吸うとなぜリラックスできるのか、その生物学的な仕組みには興味ないでしょうが、それが彼らのエンドカンナビノイド・システム(ECS)が直接的に活性化されるためであることはほぼ間違いありません。

ECSは、エンド(内因性)カンナビノイドと呼ばれるリガンドと、それらが結合する、脳、中枢神経系、免疫系や臓器に広がる巨大なカンナビノイド受容体(CB1 と CB2)のネットワークから成っています。動的な性質を持ち、私たちの生理系すべての均衡が保たれるように休まず働いています。

私たちの生活は外的なストレスの原因で溢れています—環境汚染、睡眠不足、上司との言い争い、世界中でコロナウイルスで死んでいく何百万人もの人々について昼夜分かたず伝えるニュース。幸い ECS は、その結果私たちの体が病気にならないように緩衝帯となってくれるのです。また、恐れや不安感の調節やストレスへの対応においても ECS はなくてはならない役割を果たしています。3

脳と中枢神経系のCB1受容体を活性化することは、不安感を鎮めることがわかっています。大麻を吸うことで人々がリラックスする理由です。4 ただし、大麻を吸えば吸うほど不安感が少なくなるかと言えばそうではありません。大麻草に含まれる向精神成分であるTHCを高用量で摂取すると、逆に不安感を誘発します。5

CB1受容体と、恐れを司る脳の部位であるへんとう体の中の内因性カンナビノイド、アナンダミドの間で信号伝達が強まると、マウスが恐ろしい経験を忘れるのに役立つことが実験で示されています。6 これは臨床の場においては、過去に起きた恐ろしい出来事が記憶の奥深くに刻み込まれて将来に対する不安感を引き起こす不安神経症の治療の観点から、興味深い事象です。

ただし、慢性的にストレスがあると、そのこと自体がやがてエンドカンナビノイド・システムを劣化させます。長い間ストレスに晒され続けていると、感情を処理する脳の部位にある CB1受容体による信号伝達が不活性化するのです。7 慢性のストレスはまた、体内でアナンダミドを分解する酵素、アミドヒドロラーゼ(FAAH)を増加させます。その結果、快感を引き起こす内因性カンナビノイドの血中濃度が低くなります。8

内因性カンナビノイドが発する信号が弱まると、不安神経症やうつ病に罹りやすくなります。実際にある研究では、アナンダミドの量と深刻なうつ病の女性が感じる不安感の強さは明らかに反比例しています。9 つまり簡単に言うと、アナンダミドが不足していればいるほど私たちは不安を感じるのです。

ですから、CB1受容体の信号伝達を強化することが、不安神経症の予防および治療のための治療標的となる可能性があるということです。この仮説は、ストレスによる不安でアナンダミドの量が減少しているマウスを使った動物実験で検証されています。それによれば、FAAH の働きを阻害することでマウスのアナンダミドが増加し、不安行動が減少しました。10

CBD:不安神経症への多角的なアプローチ

世界中の製薬会社が合成 FAAH 阻害薬の製造を試み、11 抗不安薬として次なるヒット商品となることを期待するなか、陶酔作用を持たない大麻草の成分であるカンナビジオール(CBD)には、FAAH によるアナンダミドの再取り込みを阻害し、その分解を遅らせる作用があることが示されています。12 また複数の研究が、CBD を投与すると CB1 受容体の信号伝達が増強され、それによって海馬におけるニューロン新生が促進されるということを実証しています。13 このことも、CBD の抗不安作用に一役買っていると科学者は考えています。

CBD の抗不安作用は、内因性カンナビノイドによる信号伝達を増強するだけではありません。動物実験の結果は、CBD が脳内で、抗不安薬の標的として十分に試行されたセロトニン受容体 5-HT1A に作用するということを示しています。

ある実験では、60分間にわたって強制的に体を動かせないようにしたラットに CBD を投与したところ、心拍数と平均動脈圧が低下しただけでなく、不安レベルも低減しました。ただし、CBD がセロトニン受容体に作用するのを阻害する 5-HT1A 拮抗薬を与えると、これと同じ結果は得られませんでした。14 CBDが示すこの作用は、直接 5-HT1A 受容体に結合することによるもの15 なのか、それとも間接的に 5-HT1A の信号伝達を促進するため16 なのかは、まだわかっていません。

健康な人にCBDアイソレート400ミリグラムを与えて神経画像を撮ったところ、彼らが感じるリラックス作用は、感情、記憶、認知過程に関連する大脳辺縁系と傍辺縁系の活動によるものであることが示唆されました。17

CBDと不安神経症:実社会では

CBD の抗不安作用についてはまだまだ解明しなければならないことがありますが、医療大麻が合法である国やアメリカの一部の州では、医師は不安神経症の治療に高 CBD の大麻の品種を使っています。ですが未だに大麻が禁止されたままの遅れた地域に住んでいる人にとっては、ヘンプ由来の CBD オイルが救いの神です。

30歳のイギリス人救援活動従事者で、ギリシャ在住のエミリー・ウィルソンの例を見てみましょう。エミリーは3年前から、アテネ郊外の難民キャンプで教育コーディネーターとして働いています。ここには、シリア、アフガニスタン、イラク、イランなどを追われた 2,800人の難民が、貨物用コンテナを改造した住居で肩を寄せ合って暮らしています。多くの人が未だに深刻なトラウマに悩まされています。

人手も資源も乏しく、エミリーは自分にできることが限られている事実にストレスとフラストレーションを感じていました。難民キャンプで働いて2年経つと、生まれつき明るくて前向きな性格だけでは、日々耐えている肉体的・精神的な緊張から身を護るには不十分でした。

エミリーは話してくれました。「歩きながら仕事のことを考えると胸が締め付けられるようになって、深呼吸をしなければならないことが何度かありました。胸がすごく苦しくて、涙が出てくるんです。でもそれは、苛立ちとパニックの涙でした。こういうことが週に一度か二度、3〜4週間続いて、どうも何かがおかしい、と気が付きました。本当にひどい状態で、ベッドから出られず仕事にも行けませんでした」

エミリーはフルスペクトラムの CBD オイルを摂り始め、最初は1滴だった用量を徐々に増やし、3滴を一日に3度摂るようになった頃から、不安感が軽くなったのを感じるようになりました。

「一番ありがたかったのは、不安に飲み込まれてしまうことがなくなったということです。問題がなくなったわけではありません。問題があるということは認識していましたしそこから逃げられないこともわかっていましたが、それで胸や喉が締め付けられるようなことがなくなり、そのせいで行動できないということがなくなったんです。問題と距離を保てるようになったんですね。また、深い意味での静けさと、大丈夫、すべては解決できるわ、という感覚がありました」

エビデンスの限界

CBD を賛美する体験談は何千例もありますが、無作為化臨床試験の結果がない限り、標準医療の病院が CBD を不安神経症の治療薬として真剣に考慮することはあり得ません。残念ながら、カンナビノイドの研究はほとんどどの分野も同じなのですが、CBD の不安神経症に対する効果についての臨床研究もまだまだ不十分です。

不安神経症というのは非常に大きな概念で、これまで行われた研究のほとんどは、不安神経症のうちの一種類である社会不安障害についてのみ行われています。抗不安薬の効果を測る方法として確立しているのは、社会不安障害がある人に、人前で話をする前にその薬を飲ませるというものです。

ある研究では、健康な人と社会不安障害がある人の両方に、パブリックスピーチの模擬試験を受けてもらいました。18 社会不安障害がある人には、純粋な CBD が600ミリグラム、または偽薬が与えられました。健康な人たちは、何の薬も摂らずに試験を受けました。

不安神経症の患者のうち、600ミリグラムというかなりの高用量の CBD を摂った集団は、「スピーチをする際の不安感、認識力の障害、不快感が大幅に軽減」し、試験前のストレスレベルも軽減されました。対して偽薬を与えられた集団は強い不安感を感じ、試験の結果が劣っていました。CBD を摂ったグループと健康な人のグループの間では、不安感と試験の結果には差が見られず、このことは、人前で話をする前に一度に高用量の CBD を摂ることで、社会不安障害がある人も、そうでない人と同等のレベルでスピーチができる可能性があることを示しています。

ただし、精製された純粋な CBD 600ミリグラムを投与したというのは、不安神経症の人に医療大麻を勧めている医師が診療の現場で経験していることや、不安神経症絡みの症状の緩和にヘンプ由来の CBD オイルを使っている世界中の何百万人もの人々の体験とは別のものです。

精製CBDと全草抽出CBD

膨大な利益をもたらす可能性のある新しい抗不安薬の開発競争が繰り広げられる19 一方、大麻草全草をベースにした製剤を開発しても利益はほとんど見込めません。ただ、精製された CBD は、利益は大きいかもしれませんし臨床試験も行いやすいですが、高 CBD のフルスペクトラム製品にはない治療上の問題があります。

CBD アイソレートを試したことのある人なら誰でも、一般的に言って、治療効果が現れるためにはかなりの高用量が必要である、と証言するはずです。多くの人に共通するこの経験は、フルスペクトラムの製品と精製された純粋な CBD をてんかん患者が使った場合を比較したメタ分析によって確認されました。20 この分析によれば、高 CBD の大麻草全草から作った製剤の方が、エピディオレックスの臨床試験で使用された高用量の精製 CBD よりもはるかに少ない用量で発作を抑えたのです。

さらに動物実験では、精製された CBD には「釣り鐘型の用量反応曲線」があることがわかりました。21 つまり、統計的に有意な治療効果があるのは一定の高用量を使用した場合のみで、用量がそれより低くても高くても治療効果はないのです。

この釣り鐘型の用量反応曲線は、社会不安障害に対する作用でも同じでした。健常人がパブリックスピーチの模擬試験を受ける別の実験では、不安感が軽減されたのは CBD の用量が 300ミリグラムの場合だけで、150ミリグラムでも 600ミリグラムでも効果は見られず、フルスペクトラムの製品と比べて治療域が狭いということを示唆しています。22

最近まで、CBD を長期的に使用することによる抗不安作用については、人間を対象とした研究はほとんどありませんでしたが、昨年、無作為プラセボ比較試験の結果が発表されました。この試験では、社会不安障害と回避性パーソナリティ障害を抱える日本の十代の若者が、純粋な CBD または偽薬を 300ミリグラム、4週間にわたって摂取しました。23 CBDは不安感を大幅に軽減しただけでなく、CBD を与えられた被験者の半数が、試験終了時に、セラピーを受けるか治療を継続することを希望した一方、偽薬を与えられたグループでは誰もそうした希望を述べませんでした。

同じく 2019年に掲載されたオープンラベル後ろ向き調査では、不安神経症または睡眠障害のある 72人の精神科患者に、一日あたり 25〜175 ミリグラムの CBD を、服用中の治療薬と併用させました。24 2か月間の治療の後、78.1% の患者が不安感が軽くなったと言い、56.1% が睡眠に改善が見られたと報告しています。

医師の経験

こうした試験の結果は、不安神経症の患者に日々医療大麻を処方している医師が経験していることを裏付けるものです。ロンドンにある The Medical Cannabis Clinics の精神科医、レベッカ・ムーア博士は、「私にとって医療大麻は、不安神経症の患者の治療にはとても良い選択肢です」と言います。

「素晴らしい治療効果を目の当たりにしています。これまでずっと不安神経症を抱え、食事も運動もサプリメントも適切なのに、それでもまだ不安のせいで日常生活もままならなかった人が、2か月もしないうちに不安がすっかり消えてなくなって。自分の身に何が起こったのか信じられないんですよ。

ある女性は、20年ぶりに本を読めるようになったそうです。集中して、本を楽しめるって。別の患者は、10年ぶりの休暇旅行を計画中だそうです。本当に、人生が変わってしまうんですよ」

ムーア博士は、医療大麻—特に、CBD が豊富だけれど少量の THC も含むオイル—は、さまざまなタイプの不安障害に効果があると言います。通常は、発表されている基礎実験で使われた用量よりもはるかに少ない量しか必要なく、中には一日 30ミリグラムで効き目が現れる人もいます。

患者がムーア博士のクリニックに来るのは、これまで処方されてきた抗不安薬が効かず、激しい副作用に苦しんでいるからです。「4つも5つも摂っていた薬を全部やめて、CBD だけでよくなった人もいます。2種類の抗うつ剤、ベンゾジアゼピン、夜は睡眠薬、さらに降圧剤を摂っていたのに、それが全部要らなくなった例もあります」

最も目を見張るような変化があったのは、PTSD の患者にカンナビノイドを使ったときでした。「特にトラウマの記憶については、その思い出し方に医療大麻が与える影響というのがとても興味深いんです。トラウマの記憶が削除されたように感じると言うんですね。それから、以前は思い出せなかった良い思い出を思い出すことができるようになったと言う人がたくさんいます」

臨床試験

現在、不安神経症に対する CBD の効果を調べるために、複数の臨床試験が被験者を募集中です。その中には、25ミリグラムのフルスペクトラム CBD ソフトジェルカプセルを 12週間にわたって投与するというもの25 や、社会不安障害に対する CBD の効果を調べる第2相試験もあり、後者は内因性カンナビノイドの血中濃度の変化も調べる予定です。26

ハーバード大学による研究プロジェクトでは、全草抽出の製剤とCBDのみの製剤の不安神経症に対する効果を比較します。

ただし残念ながら、臨床試験には時間がかかるので、CBD が正式に抗不安薬として認められるのはまだまだ先のことでしょう。

それまでの間、コロナウイルスによるストレスが原因で起こり、現在、そして未来において不安神経症に罹りやすくなる原因になりかねないエンドカンナビノイド・システムへのダメージを最小にするためには、日常のセルフケアの中に、高品質の CBD オイルを取り入れるのは悪いアイデアではないでしょう。


Project CBD の寄稿者メアリー・バイルズ(Mary Biles)は、ホリスティックヘルスに造詣の深いジャーナリスト、ブロガー、エデュケーター。イギリスとスペインを拠点とし、医療大麻研究の進歩を正確に報告することに注力している。


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脚注

  1. World Health Organization. Depression and Other Common Mental Disorders.
  2. Anxiety and Depression Association of America. Facts and Statistics
  3. Lutz, B et al. The endocannabinoid system in guarding against fear, anxiety and stress. Nat Rev Neurosci. 2015;16(12):705‐718.
  4. Hillard C. J. Stress regulates endocannabinoid-CB1 receptor signaling. Seminars in immunology, 26(5), 2014, 380–388.
  5. Lutz, J et al. Dose-related effects of delta-9-THC on emotional responses to acute psychosocial stress. Drug and Alcohol Dependence 177, 2017, 136-144.
  6. Gunduz-Cinar, O et al. Convergent translational evidence of a role for anandamide in amygdala-mediated fear extinction, threat processing and stress-reactivity. Molecular psychiatry vol. 18,7 2013, 813-23.
  7. Hillard C. J. Stress regulates endocannabinoid-CB1 receptor signaling. Seminars in immunology, 26(5), 2014, 380–388.
  8. Hill, Matthew N et al. Suppression of amygdalar endocannabinoid signaling by stress contributes to activation of the hypothalamic-pituitary-adrenal axis. Neuropsychopharmacology : official publication of the American College of Neuropsychopharmacology vol. 34,13 2009: 2733-45.
  9. Hill, M N et al. Serum endocannabinoid content is altered in females with depressive disorders: a preliminary report. Pharmacopsychiatry vol. 41,2, 2008: 48-53.
  10. Bluett, Rj et al. Central anandamide deficiency predicts stress-induced anxiety: behavioral reversal through endocannabinoid augmentation.Transl Psychiatry. 2014 Jul 8;4:e408.
  11. Bedse, Gaurav et al. Therapeutic endocannabinoid augmentation for mood and anxiety disorders: comparative profiling of FAAHMAGL and dual inhibitors. Translational psychiatry vol. 8,1 92. 26 Apr. 2018.
  12. Elmes MW et al. Fatty acid-binding proteins (FABPs) are intracellular carriers for Δ9-tetrahydrocannabinol (THC) and cannabidiol (CBD). J Biol Chem. 2015;290(14):8711‐8721. doi:10.1074/jbc.M114.618447
  13. Campos, AC et al. The anxiolytic effect of cannabidiol on chronically stressed mice depends on hippocampal neurogenesis: involvement of the endocannabinoid system. Int J Neuropsychopharmacol. 2013 Jul;16(6):1407-19.
  14. Resstel, Leonardo B M et al. 5-HT1A receptors are involved in the cannabidiol-induced attenuation of behavioural and cardiovascular responses to acute restraint stress in rats. British journal of pharmacology vol. 156,1 (2009): 181-8.
  15. Russo, EB et al. Agonistic properties of cannabidiol at 5-HT1a receptors. Neurochem Res. 2005 Aug;30(8):1037-43.
  16. Rock, E M et al. Cannabidiol, a non-psychotropic component of cannabis, attenuates vomiting and nausea-like behaviour via indirect agonism of 5-HT(1A) somatodendritic autoreceptors in the dorsal raphe nucleus. British journal of pharmacology vol. 165,8, 2012, 2620-34.
  17. Crippa, JA et al. Effects of cannabidiol (CBD) on regional cerebral blood flow. Neuropsychopharmacology. 2004 Feb;29(2):417-26.
  18. Bergamaschi, Mateus M et al. Cannabidiol reduces the anxiety induced by simulated public speaking in treatment-naïve social phobia patients. Neuropsychopharmacology : official publication of the American College of Neuropsychopharmacology vol. 36,6, 2011, 1219-26.
  19. Crippa, JA et al. Cannabinoids for the Treatment of Mental Disorders. The Lancet. Correspondence Vol  7, Issue 2, 2020, 125-126. Some researchers, who’ve invented their own patented fluorinated CBD compounds, have agreements with a pharmaceutical company to develop a synthetic CBD product for anxiety disorders.
  20. Pamplona, FA et al. Potential Clinical Benefits of CBD-Rich Cannabis Extracts Over Purified CBD in Treatment-Resistant Epilepsy: Observational Data Meta-analysis. Front Neurol. 2018 Sep 12;9:759.
  21. Gallily, R et al. Overcoming the Bell‐Shaped Dose‐Response of Cannabidiol by Using Cannabis Extract Enriched in Cannabidiol. Pharmacology & Pharmacy, 2015, 6, 75‐85.
  22. Crippa, JA et al. Cannabidiol presents an inverted U-shaped dose-response curve in a simulated public speaking test. Braz J Psychiatry. 2019 Jan-Feb;41(1):9-14.
  23. Masataka, N et al. Anxiolytic Effects of Repeated Cannabidiol Treatment in Teenagers With Social Anxiety Disorders. Front Psychol. 2019 Nov 8;10:2466.
  24. Shannon, Scott et al. Cannabidiol in Anxiety and Sleep: A Large Case Series. The Permanente journal vol. 23, 2019, 18-041.
  25. ClinicalTrials.gov. Cannabidiol for Anxiety.
  26. ClinicalTrials.gov. CHI-902 for Treatment of Social Anxiety Disorder.

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